Dolce Original Brand

ヘッケル ヘッケルフォーン

Heckel

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ヘッケルフォン (英:Heckelphone、独:Heckelphon) について

ドイツの楽器メーカーであるW.ヘッケル社によって発明され、製作されている楽器です。 ヘッケルフォンは、オーボエ属の楽器で、オーボエ奏者によって演奏されます。 1876年、R.ワーグナーが、ヘッケル社のウィルヘルム・ヘッケルに、ある楽器の創案を示しました。 その要望とは、次のようなものでした。 「ダブルリード楽器のまさに王様と言うべき音、オーボエの1オクターブ下の音域で柔らかな音色を持ち、それでいてアルペンホルンのような力強さを持っている。」 しかしワーグナーは、自分が創案した楽器を存命中に見ることはありませんでした。 ワーグナーが亡くなった10年後の1904年、ヘッケルフォンは、ウィルヘルム・ヘッケルによって完成され、発表されました。 そして、R.シュトラウス作曲の楽劇「サロメ」(1905年)にて、初めてのステージにのぼりました。 ヘッケルフォンが発明・製作され、R.シュトラウスが自身のオーケストラ曲に使用し、一躍脚光を浴びる楽器となりました。 取り上げられた理由として、ヘッケルフォンが音域の拡大と丸いサウンドを生むベルの形状、音程と表現力に関して、オーケストラで使用されることに適したことが大きな要因と言えます。 ウィルヘルム・ヘッケル自身、「その音色は官能的豊かで、甘く華やか。倍音に富んでいる。そして非常に男性的で、バリトンに似ており、男声の聞いているような感じがする」と語っています。 ヘッケルフォン使用の主なオーケストラ曲 R.シュトラウス作曲: 歌劇「エレクトラ」、楽劇「サロメ」、 アルプス交響曲、祝典前奏曲、 H.ヘンツェ作曲:交響曲第9番、 E.ヴァレーズ作曲:「アメリカ」 G.ホルスト作曲:「惑星」 音域がバスオーボエと同じであるため、「惑星」でのバスオーボエパートをヘッケルフォンにて演奏されることもあります。ホルストが、元々ヘッケルフォンを想定していたのではないか、との説もあります。 〔室内楽曲〕P.ヒンデミット作曲:「ピアノ.ヴィオラ.ヘッケルフォンのためのトリオ」 ヘッケルフォンは、たいへん貴重な楽器です。日本国内には数本しか存在していません。また、楽器の注文をしてから8年から10年もの製作期間を要します。

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ヘッケルフォーン

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